マルチプレイヤーでのトラブルについて語る前に、まず必要になるプレイ環境を整えておく必要があります。回線速度やパソコンの性能などの環境が整ってさえいれば、それだけでほとんどのトラブルは回避できるからです。
インターネットの回線速度についてですが、これについては、電話回線やISDNなどの極端に遅い回線を使っていない限りあまり問題になりません。ADSLの一番遅いプランを選んでいるような人でも、プレイにはほとんど支障は無いようです。
マルチプレイ時に、瞬間移動(つまりワープ)を繰り返しながら動いているように見える車や、常にきりもみ回転しながら移動しているように見える車がいることがあります。Racer以外のレースゲームにおいても、マルチプレイ時にはこれと似たようなトラブルが発生しやすいです。
この現象は、ワープをしまくっているように見える車を運転しているプレイヤーのPCが、Racerをプレイする上で必要なスペックを満たしていなかったりして動作が重くなってしまっているときに起きるものらしいです。
他の車がワープしまくっているように見えたからといって、必ずしもあなたのパソコンに何か問題が起きているわけでは無いということを覚えておいてください。むしろこの現象に限っては相手プレイヤーのパソコンに何か問題が起きている可能性が高いのです。
このページの冒頭にも書きましたが、パソコンの性能が足りないとRacerがうまく動作してくれないことがあります。特にマルチプレイ時には自分の車だけでなく他のプレイヤーの車も表示する必要があるため、一人で遊ぶときよりも要求されるグラフィック性能は高いものになります。
まずCPU性能がそれなりに高いものである必要はあるのですが、同時にグラフィックボードの有無も非常に重要な要素です。CPUの性能があまり高くなくても、グラフィックボードを後付けしただけではるかに快適にプレイできるようになることが多くあるので、デスクトップPCを使っている方はぜひグラフィックボードの導入を検討してみてください。
価格で言えば1万円ジャストぐらいの廉価モデルであっても、3Dグラフィックの描画性能は飛躍的に向上します。
また、性能の低いマシンであっても、Racerのグラフィック関連の設定を調整することで問題を解決できる場合もあります。グラフィックの設定の解説ページにて解説していますので、そちらにも目を通しておいてください。
Racerのメニュー画面から「Quick Race」というモードを選べば、AIとのレースが出来ますが、これを使えばマルチプレイ時にどれぐらいのグラフィック性能が必要になるのか確認することができます。複数のAI車とレースしてみて、うまく動作しないようでしたら、快適にマルチプレイで遊ぶのは難しいでしょう。
下の図のような画面が表示されたまま、画面が固まってしまうことがあります。
この画面が表示されている間、Racerは他のプレイヤーの車をロードしようとしているわけですが、場合によっては少し時間がかかることがあります。
なかなか画面が切り替わらないからといって勝手に終了してしまったプレイヤーがいると、他のプレイヤーはずっとこのロード画面のまま待たされることになりますから、出来る限りこのサイトに設置してあるチャットなどを利用して他のプレイヤーと相談してから終了するようにしてください。MSN Messengerなどのチャットソフトを使用するのもよいでしょう。
Hostのプレイヤーがレースを終了すると、他のプレイヤーのレースも終了します。このときに、Host以外のプレイヤーはRacerが強制終了してしまったりすることもあるようです。
レースが終わる前にHostがレースを終了してしまったときは、おそらく何か問題が起きてレースを中止したのでしょうから、このときもチャットなどでコミュニケーションをとりながら対処してください。たとえばルールを守らないプレイヤーがいたときや、うまく参加できないプレイヤーがあまりに多かったときなどはレースが中止されることが多いです。