すでに気づいている方もいるかもしれませんが、Racerの公式サイトには「Race Sim Central official Racer forum」へのリンクがあります。「Race Sim Central」というサイトはレーシングゲーム（というかレーシングシミュレーター）に関する掲示板群であり、（わりとコアな人達にとって）有名どころのタイトルはほとんどあります。それぞれのソフトごとに２ちゃんねるで言うところの「板」が用意されているため、そのソフトに関するスレッドをどんどん自分で作れるんです。
で、その中にRacerのための「板」があるというわけです。実際にRacer Forumに行ってみると、
このようなメニューがあります。ここでも「Tracks - New Releases」や「Tutorials」というのがそれぞれ「板」なっていて、それぞれの中でスレッドをたてることが出来ます。
さて、みなさんがおそらく最も頻繁にチェックするであろう板は、「Tracks - New Releases」「Tracks - Work in progress」「Cars - New Releases」「Cars - Work in progress」この４つになるでしょう。まあ見ればわかることなのですが、“New releases”と付いている方の板はすでに完成したTrackやCarのデータを公開するスレッドを立てるための板であり、“Work in progress”は開発途中のものに関して意見交換するためのスレッドを立てる板です。ちなみに“Work in progress”という単語は「ＷＩＰ」と略されることが非常に多いです。
英語が苦手な方は多少抵抗があるかも知れませので基本的なスレッドの見方を解説しましょう。「Cars - New Releases」にあるランエボのスレを例にしていきます。
上のリンク先のスレッドを見ると、「New Folder 1.rar」というファイルがあります。一番下のほうまで見ると「New Folder 15.rar」なんていうのまでありますから、これを全部New Folede 1から15までダウンロードしてやらないといけません。ダウンロードしたら、これはRAR形式で圧縮されているのでLhaplusなどの解凍ソフトで解凍してやります。こまごまとしたファイルを全て一つのフォルダにぶち込んでやりましょう。「Evo7_stock」などの適当なフォルダ名をつけておいてください。
ところがこの車は「shader」というファイルを含んでいないため、このままでは中身が透けて表示されてしまうのです！ ｶﾞ━━(ﾟДﾟ;)━━━ﾝ!!!!! しかーし、
下のほうにあるボタン（図の赤く丸してあるところ）で４ページ目に進んでください、83番目の書き込みでTeancumという人が手直ししたファイルをアップしています。こっちは車が透けません。その２つ下、85番目の書き込みにもさらにアップデートファイルがありますのでこれもダウンロード。実はこの２つのファイルに必要なデータが全てまとめてあるので、最終的にダウンロードするのは83番と85番のファイルだけでいいです。一つ目の圧縮ファイルを解凍して出てきたフォルダに、２つめのファイルを解凍して出てきたファイルを全て入れてやるだけ。
また、さらに86番目の書き込みにはＷＲＣっぽい見た目にできるパッチもおいてあります。この圧縮ファイルに入っているファイルを普通バージョンの車に全て上書きしてやればＷＲＣカーに早変わりということなんですが、元のペイントの車も使えた方がいいですよね？だから、まず車のフォルダをコピーし、コピーしてできたフォルダに「Evo7_WRC」など適当に名前をつけ、その新しいフォルダの方にパッチを上書きしてやるといいです。
以上のような手順はTrackのスレッドでも大体同じような感じです。ただし、アップデートファイルがたくさんあるとわけがわからなくなりますね。Forumの常連の人々でも混乱することは多いようです。まあどうしてもわからなかったら、うちのサイトのBBSで質問してください。
みんながファイルをアップしていくとわけがわからなくなるんですが、どんどん分担して作業を進めていけるということこそがRacerの面白さであるというのもまた事実。誰かがある程度まで完成した車のデータをアップすればまた別の人がそれを手直ししていく。また、車体のペイントを変えて差分ファイルをアップする人もいます。
本当に基本的な使い方は大体こんなところです。ここからはほかの便利な機能を紹介していきましょう。
それではまず、Racer Forumのメンバーになることをおすすめします。登録作業に必要なのはメールアドレスぐらいなものですし、それですらフリーメールのアドレスでかまいません。登録するメリットは、なんといっても検索機能が使えるようになることです。また、メンバーでなくてはそもそも書き込みをすることもできないのです。
登録作業について説明しましょう。一番上にあるバー（広告の下です）の左下にある「Register」をクリック。確認事項が表示されますので、同意できるのならチェックボックスにチェックを入れて「Register」ボタンをクリック。確認事項の内容は要約すると「誹謗中傷、猥褻な書き込み、また、その他違法性のある書き込みをしないこと」といった内容です。ここで注意してもらいたいのが、著作権法の違反に関しては比較的厳しい対応がとられているということです。誰かが作った車やコースなどのデータを許可なしに転載したり、販売されているソフトを勝手にアップロードなどといったことをすると、その書き込みは削除されるうえに二度とForumのメンバーになれなくなってしまうことさえあります。そういったことを十分理解した上で次の画面に進んでください。
次の画面では「User Name」に自分がメンバーとして名乗るハンドルネームを入れてください。その下の「Password」と「Email Address」にはそれぞれパスワードとメールアドレスを入れるのですが、左の欄に書いた内容を右側の欄に確認用にもう一度書かなくてはいけません。次の「Image Verification」というところでは、右側に表示されているなにやらぐにゃぐにゃした文字を欄の中に書き写してください。大文字小文字の区別にも気を付けて。
ここからはちょっと複雑なので図で説明。ここから後の事項は任意での入力なので、何も書かなくてもかまいません。
図の丸１の欄には、すでにForumのメンバーになっている人から紹介されてメンバーになったのなら、その紹介元のメンバーの名前を書いてくださいね、ということです。僕のメンバー名は「omega15」なので、これを書いてくださってもかまいません。次の丸２。ここでは自分の住んでいる地域の時間を選んでください。日本在住なら「Tokyo」と書いてあるのをどうぞ。丸３のチェックボックスは管理人からのメールを受け取るか、ということです。チェックしておいた方がいいでしょう。丸４は他のユーザーからのメールを受け取るかどうか。これもチェックしておいていいと思います。
以上全てが終わったら一番下の「Complete Registration」をクリック、すべての欄を消して書き直したいなら「Reset Fields」をクリック。
登録作業が終わると、Forumの上に表示されているメニューに今までなかった項目が加わります。図をみてください。
新しく増えたボタンはいくつかありますが、そのなかで一番重要なのは図の丸してある部分、「search」というボタンです。「Search」をクリックするとボックスが飛び出てくるので、ボックスの中の空欄の下にある「Advanced Search」をクリック。
するとこの図のような画面が出てきます。「Key Words」という欄がありますよね？ここにタララッと好きな車の名前（例えばpriusとかmazdaとか、車の名前でも会社の名前でもなんでもいいです）や好きなサーキットの名前（tsukubaとかakagiとか。サーキットでなくてもいいわけです、myogiとかもありますよ）を打ち込んで検索してやろうというわけです。
ただし、検索オプションを設定しないと他のゲームのためのコースばかり出てきたりして困るので、オプションをしっかり設定してやります。まず、「key words」の欄のすぐ下にあるボックスの下を向いた三角（▼←これ）をクリックして、「Search Titles only」を選ぶと、スレッドのタイトルのみから検索します。デフォルトの「Search entire posts」だと全ての書き込みを検索するので、検索結果が多すぎて絞り込むのが大変です。
次は図の右下の方にある、「Search in forums」というところ。ここでは、どのForumを検索の対象にするのかを選びます。繰り返しになりますがこのサイトはカー・ゲームの総合掲示板です。ありとあらゆるゲームのForumがあるので、そのなかからRacerのForumだけに絞り込まなくてはいけないのです。本当にたくさんのForumがあるから、RacerForumを見つけ出すのがすごく大変。。。図を参考にしてスクロールバーの位置の見当をつけてください。
検索する時、例えばコースのデータだけを探すのなら「Tracks」「Tracks - New Releases」「Tracks - Work in progress」の三つを選択するといいと思います。Ctrlキーを押しながらクリックすれば複数選択できます。
いかがでしたか？かなり昔のものまでログが残っており、意外な車がでてきたりします。ただし、中にはファイルが消えてしまっていて「その車がアップされていたのは確かなんだけどどうやってもダウンロードできない…」という悲しい状況に陥ることもあります。そういうときは作者にメールを出して直接データを送ってもらったり、作者のWebサイトを探したりすると手に入れられることもあります。