2007年8月17日開催のコミックマーケット72(初日)にて販売した同人音楽CDの試聴コーナーです。梶浦由記の楽曲(舞-HiMEやツバサ・クロニクルのBGM)や、Keyのゲーム(AIR、Kanon)のBGM曲や主題歌などを、テクノ風あるいはプログレ風味なシンセ音とギターで演奏しています。
収録曲は全12曲で、とらのあなにて委託販売中でしたが…おかげさまで完売いたしました!まだ少し在庫があるので、2008年の夏コミに持っていきます。
なお全曲インストです。ご質問などありましたら、ブログのコメント欄にてどうぞお気軽に。
Keyのゲーム「AIR」のBGM曲です。メインヒロインである観鈴ちんのテーマ曲だということもあり、かなり有名な曲ですね。9度のテンションによる涼しげなサウンドが特徴の曲です。
さて、今回はニコニコ動画にもアップして散々な評価を受けた(爆)動画を試聴サンプル代わりに置いておきます。イントロのピアノなどはもちろん打込みですが、リードだけでなくコードを弾いているギター、ベースなどはすべて自分で弾いて多重録音しています。ちなみに、途中で読んでいるのは依澄れいさんの同人誌「How to fly」だったりします。
なお、この動画ではリードギターのみ生演奏しているのですが、実際のCDに収録されている音源はこれとは別に録音したもっと完成度の高いものになっています。ちなみに、なんとなく音がずれているように見えるのは、常に空ピックをしてリズムをとっているせいです。
試聴用リンク(動画ファイル)
こちらもKeyのゲーム「AIR」のBGM曲です。一般的には「夏影」のほうが有名ですが、この「ふたり」もとてもきれいな曲で隠れた人気がありますね。劇場版AIRのサウンドトラックは、実はこの曲を中心に構成されています。
イントロはシンセストリングスの静謐とした雰囲気で始まります。これは私が愛用しているLPLL2というフリーのシンセの音で、配布サイトからダウンロードできます。なかなかいい音がしますよね。
中盤ではワウギターがメロディを弾いています。このワウギターが鳴り出すちょっと前の部分(これはデモ版なので省略されています)でセミの声が流れます。これは自分でフィールドレコーディングをして録音してみたものでして、聞いてみれば誰しもニヤリとするはずですよ。
終盤では女声による合唱の音が入ってきます。クラシック系のサンプルを使っていますので、ゴスペルのような黒人女性の力強い声ではなくて、どちらかといえば静かで厳かな雰囲気になっています。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
Keyのゲーム「Kanon」のオープニング曲です。ボーカル曲であり、今年の春ごろまで放映されていた京都アニメーション版のTVアニメでもオープニングに使われていましたので、一度は耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
もとからわりとテンポの遅い曲で、今回のアレンジでも原曲に近いテンポに設定しています。イントロのシンセ音はSONAR6付属のシンセ「Pentagon」による少しクセの強いサウンド。それと同時に鳴るスネアドラムの音は、自分でパッドを叩いて入力した音なので、あまり打込みっぽくない不正確なリズムになっています。また、後ろで薄ーくピアノの音も聞こえていますよ。
実はこの曲、一つのコード進行の繰り返しだけでほとんどの部分が構成されているようです。そういう曲だと逆にアレンジが難しいのですが…中盤からはギターの音も入ってきますし、終盤にはベースも弾いてます。
折戸伸治さんが作曲に参加している曲であることは言うまでもないですが、I'veの高瀬一矢氏も編曲を担当していたようですね。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
3年ほど前に放送されていたテレビアニメ「舞-HiME」の作中で、テーマ曲として頻繁に登場するのがこの曲。作曲は梶浦由記です。民族楽器風なパーカッションと、男声の合唱が聞こえてくる、ちょっとエンニオ・モリコーネみたいな感じのアレンジにしてみました。サンプルはぶつ切りになっていますが、この後VOXのアンプ(のモデリング)を使ってブライアン・メイ風な音に仕上げたギターが入ってきます。
当日配布予定の音源には、メロディーを弾くシンセおよびギターの音がさらに入って完成版、ということになっております。下の試聴用サンプルはあくまでイメージを伝えるためのものです。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
サウンドトラックCDのVol.1に収録されている曲です↓
「舞-HiME」の次回予告で流れる曲です。なにしろ毎回流れる曲なので、あのアニメを観たことがある人ならたいてい聞き覚えがあるはずですよ。チェロの音が目立つアレンジですね。、メロディは木琴のような感じのシンセ音で鳴らしてます(デモ版なのでメロディは不完全なものですが)。楽器数が少なくて、気軽に聞ける癒し系な曲を目指してみました。
途中から入るベースの音は自分で弾いて録音してます。ZOOMのB2.1Uを使って録っているのですが、たしかSWRのアンプのモデリングを選んで弾きました。
なお、当日配布予定の音源には、メロディーを弾くシンセおよびギターの音がさらに入って完成版、ということになっております。下の試聴用サンプルはあくまでイメージを伝えるためのものです。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
こちらも 舞-HiME オリジナルサウンドトラック VOL.1に収録されている曲です
NHKで放送されていたアニメ、「ツバサ・クロニクル」のBGM曲です。ちなみに少年マガジンに連載されているCLAMPのマンガ、「ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−」はこのアニメの原作ということになっているようです。
「NOIR」や「.hack」「MADLAX」などと同じ真下耕一の監督作品であり、そしてこれまでほとんどの真下耕一作品の音楽を担当してきた梶浦由記がBGMと劇中歌を提供しています。現在放映中の「エル・カザド」もそうなんですが、真下監督のアニメはとにかくゆるい!人によってはかったるいと感じるかもしれませんが、絵はきれいだし音楽もじっくり楽しめるので私は好きです。
さてさて、この「believe」ですが、どこで使われていた曲だったかあまり思い出せない…。でも、ストリングスの演奏がすばらしくて、メロディもとてもきれいな曲です。
チェロとコントラバスのリズミカルなピッチカートから始るようなアレンジにしてみました。最後の方ではハープの音なんかも聞こえてきます。デモ版なので、シンセ音が奏でる主メロディーは抜いてありますが、完成版では打ち込みのリズムトラックとシンセのメロディーが聞こえつつもチェロやハープ、オーボエの美しい音色が絡んでくるようなアレンジになっております。
途中ドラムの音しか聞こえない部分がありますが、ご心配なく。完成版にはきちんとシンセの音でメロディーが入っています。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
サウンドトラックCDのVol.1に収録されている曲です↓
こちらもツバサ・クロニクルの曲ですが、これはボーカル曲。作曲は梶浦由記で、織田かおりさんという方がボーカルを担当しています。「FictionJunction KAORI」ということになっているようですね。
原曲はミドルテンポのロック系アレンジで、ギターはチャカチャカとカッティングしているのですが、今回私のアレンジではリードギターが歌メロを弾き、サイドギターがディストーションの軽くかかった音でアルペジオを弾くようなものにしてみました。GT-8というアンプシミュレーターを通してギターの録音をしているのですが、この曲では「ソルダーノ」というアンプの音を選んで録音してます。ちなみに本物は何十万とするようなアンプですけどね…。なお、イントロのメタルっぽく深く歪んだギターはメサブギのモデリングを使って録ってます。
ベースも自分で弾いて録りました。シンセベースだとなかなか欲しい音色が出ないので。シンセに関しては、フリーのVSTプラグインをかなり使いました。中盤から聞こえてくるフルートのような音はTweak Benchというサイトにあったpadawanというシンセの音。
それと同時に聞こえるストリングス系のシンセ音はCRAZY DIAMONDSというシンセの音です。これはピンクフロイドの曲にちなんだ名前のシンセだそうです。作者のサイトから無料でダウンロードできます。
今回もリードギターは抜いてありますが、完成品にはちゃんと入ってます。ご心配なく。これはあくまでイメージを伝えるためのデモ音源です。
ダウンロード用リンク(MP3ファイル)
こちらもオリジナルサウンドトラック Future Soundscape Iに収録されている曲です
Keyの楽曲の編曲・演奏にあたってはぴこのスコアにて公開されている楽譜を参考にさせていただきました。サイトには非常に正確な楽譜だけでなく、ご本人のすばらしい演奏もアップされています。